江戸時代の超高級旅館「仮本陣芦谷家」

旧仮本陣芦屋家 屋敷
立寄りスポット

雀宮は江戸時代に奥州街道にあった16番目の宿場町です。

JR雀宮駅の西側を走る国道4号線は旧奥州街道。駅前通りとこの国道4号線の丁字路の南東に、雀宮宿で唯一当時の面影を残す旧仮本陣芦谷家があります。

かつて雀宮宿には、諸大名や幕府の上級役人が宿泊する本陣・脇本陣もありましたが、現存するのは1848年(嘉永元年)に再建されたこの仮本陣のみ。

当時は1,500m2余りの土地に200m2の建物があり、8室の客間があったそう。

旧仮本陣芦屋家 内観

芦谷家は問屋、旅籠、農業を営んでいた名主だったことなどから、当時の貴重な資料や掛け軸、仏画など多くの美術品や古文書などが残されています。

現在は約730m2の土地に再建された180m2の建物が保存されています。

1881年(明治14年)には明治天皇が東北御巡幸の際に、この芦谷家の上段の間で休息されたそう。

この旧仮本陣芦谷邸及び門(高麗門)は、後世に伝えるべき歴史的建造物として、令和元年12月20日「宇都宮市認定建造物」に認定されました。

注目ポイント!

旧仮本陣芦屋家 門

江戸時代の門構えと建物

板塀の向こうにたたずむ旧仮本陣芦谷家には、かつての宿場町・雀宮宿の面影が。

城の門のような高麗門は本柱の後ろに控え柱を立て、本柱が支える切妻屋根とは別に、控え柱の上にも直角に切妻小屋根をかけたつくり。

通常内部は一般公開されていませんが、門の前や外から眺めるだけでも、江戸時代の規模と風格が感じられそうです。

旧仮本陣芦谷家

宇都宮市雀の宮3-1-29


※情報はすべて取材当時のものです。価格・メニューなどは変更されている場合があります。
詳細はお店のウェブサイトでご確認ください。

宮めぐり編集部

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