栃木県立美術館企画展 国吉康雄と清水登之 ふたつの道

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栃木県立美術館企画展 国吉康雄と清水登之 ふたつの道


国吉康雄(くによし やすお,1889-1953)と清水登之(しみず とし,1887-1945)。

若くしてアメリカに渡り、画力を研磨し合い友情を築いた画家です。

国吉は日本画や古いアメリカ絵画の技法を取り入れた作品で、清水は哀歓あふれる庶民の暮らしを描く作品で、いずれも高く評価されていたそうです。1920年代にはパリを体験し、その画業はさらに充実しました。

異国の町並みやそこに暮らす人々の生き生きとした姿、深みのある色彩。

日本と異なる文化を新鮮な視点で切り取った二人の作品は、対峙する私たちをもその時代のその国へと誘ってくれるようです。

日米開戦。大きく異なる道を歩むことになる二人

国吉は、日米開戦後もニューヨークの画壇や母校アートスチューデンツ・リーグでの立場によりアメリカに残ります。そして、日本の軍国主義に対抗する活動を行いました。

一方で、1927年には帰国した清水は、早くから戦争を主題とする作品に取り組み、中国や東南アジアの戦場に従軍します。

戦時中の様子を写実的にとらえた作品は、まるで写真を見ているかのようなリアルさで、見る者の心に迫ります。

立ち上る黒煙、背を向けた兵士たち。その向こうで、彼らはどんな表情をしていたのでしょうか。
清水が描き出したかった「戦争」が、作品を通して伝わってくるようです。

戦争の果てに、清水は愛息育夫を喪い、深い悲しみの中1945年12月に疎開先の栃木の生家で没しました。

20世紀前半の日本とアメリカに生きた彼らの生涯と作品を対比させ、一時は深い親交を持ちながらも異なる道を歩まざるを得なかった二人の人生に迫る企画展です。

【対話型ギャラリー・トーク】
6/2(土)14:00~(1時間程度)
国吉康雄の作品を前にしての対話形式のトーク。
講師:才士真司

【上映会】国吉康雄検証ドキュメンタリー「国吉を誤解している日本・忘れたアメリカ」
6/3(日)14:00~(1時間程度)
13:30開場、先着100名、集会室にて
上映終了後、監督の才士真司氏によるトークを実施。

栃木県立美術館

国吉康雄と清水登之 ふたつの道 4月28日(土)~6月17日(日)
宇都宮市桜4-2-7
 028-621-3566
公式HPはこちら


※情報はすべて取材当時のものです。価格・メニューなどは変更されている場合があります。
詳細はお店のウェブサイトでご確認ください。

宮めぐり編集部

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