宇都宮の田川沿いをウォーキング♪ 神社や寺をめぐるおさんぽ

おさんぽ記事vol.4簗瀬方面田川沿い編
おさんぽ

今回は、町中にありながら小さな自然にあふれる、宇都宮簗瀬方面の田川沿いをおさんぽします♪

田川沿いには神社やお寺がひっそり佇んでいます。小道に入ると、緑豊かで安らげる雰囲気。大きな通りから離れている、のどかな川沿いでウォーキングをしながらリフレッシュした休日を過ごすのはいかがでしょうか?

「手軽に自然を楽しみたい」「ちょっと最近体が重いかも? 」なんて方におすすめしたい癒しのウォーキングスポットです。

〉〉おさんぽ記事vol.3 宇都宮城址公園でスイーツ堪能! 歴史さんぽを楽しむ編はこちら!〈〈

田川の遊歩道からスタート♪

田川の遊歩道
それでは、田川の遊歩道からおさんぽをスタートさせましょう。

田川は、日光市を源流とし小山市で鬼怒川と合流する大きな川です。ということは、この川を追っていけば、いつのまにか別の町に行ってしまうわけですね。夢中になっておさんぽしないように気を付けなければ…。

そうそう。昔の田川は、「暴れ川」ともいわれていたんだとか! しかし、今はこ~んなに穏やかな川に…♪ ウォーキングすると気持ちいい~。

川のせせらぎに耳を傾けながらマイペースに歩いていきます。

田川の道端のねこじゃらし
遊歩道のそばには豊かな緑が! こんな身近に自然を感じられる場所があるなんて気づかなかったなぁ。日差しが当たって、草木も気持ちがよさそう。

普段の何気ない日常も、よく見れば小さな発見があるものですね♪ 立ち止まって、ついつい眺めてしまいました。

国際ティビィシィ看護専門学校外観
そういえば、遊歩道を歩く前にこんな建物が…。「国際ティビィシィ看護専門学校」というナースの専門学校だそう! やさしそうなナースの卵たちが建物の中から出てきました♪


次は脇道に入ってみましょう!

田川沿いのノスタルジックスポット

田川からの用水路
江戸時代以降、田畑を潤すために、宇都宮藩や幕府によって近隣地域に田川から用水路が引かれました。今もその用水路が残っていて、ちょっとノスタルジーな雰囲気。

人々の生活に欠かせない存在だったという名残が垣間見える、自然な景観ですね。

生活といえば、「千葉屋ホーム」という中古マンション専門の不動産売買店を見つけました。こんなにステキな景色が近所にある場所に住むってちょっといいなあ♪ いい物件あるかな?

緑あふれる用水路

さて、もう少し用水路に沿って歩いていきましょう。ここはかなり緑であふれたエリア。

道端のザクロ
おや? ザクロを発見!? ふいに野性味のある場所があらわれましたね(笑)。

みずどわばし
こんな気になるプレートも草に隠れていました。みずどわばし…? なんでしょうか。

気になります!! あとで宇都宮市内の図書館で調べてみましょう。

草木に囲まれたノスタルジーな雰囲気に浸っていると、なんだか惹かれるお店を見つけました♪

「鉄板処 山口商店」というお好み焼き屋さん。お店の人が焼いてくれるスタイルなんだとか! 学校の帰り道にこんなお店に寄って、友達とおしゃべりしたなぁ。

それでは、少し東に進みましょう♪

宇都宮城を見守った光徳寺

天台宗の光徳寺
宇都宮城の東南方の守護として建てられた天台宗の「光徳寺」がありました。1192年建立という由緒あるお寺。

大満虚空蔵が祀られているお堂
あらら。かわいい丑と寅が目の前に置かれたお堂を見つけました♪ ここは、大満虚空蔵という福徳と知育の仏様が祀られているところ。丑歳と寅歳生まれの人の守り本尊なんだとか! なるほど~、だから丑と寅がいるのか。

「光徳寺」では、毎月13日にだれでもお参りできる護摩焚きがあるんだとか! 護摩焚きとは、焚いた火の中でさまざまなお供え物を燃やすことで、仏様に祈りをささげる修行のこと。真言宗や天台宗などのお寺で行われるものです。

宇都宮藩士諏訪順八と渥美豊吉のお墓
戊辰戦争で亡くなった宇都宮藩士諏訪順八と渥美豊吉のお墓がありました。幕末ファンも多く訪れています。

ちなみに、この近くで田川に架かっている簗瀬橋は戊辰戦争の激戦地。今は平和なこの地域にも、そんな悲しい歴史があったんですね。

お地蔵様
おっ。小さなお地蔵さんがずらりと並んでます♪ なんだか、かわいい!!

仏足石
これは…仏足石? 釈迦の足跡を石に刻んだものだとか。不思議な石ですね~。

足腰の悪い人が、仏足石をなでた手で足腰をさすると良くなるという言い伝えがあるそうです。

髙龗神社はミステリアス!?

髙龗神社
簗瀬町の地域に根付いた神社である髙龗神社。

髙龗神社のカッパ狛犬
こちらにはカッパ狛犬という珍しい狛犬がいるんです。頭の上に水をためておく皿がある不思議な存在。

カッパ狛犬は全国各地にありますが、伝承もそれぞれ。どうして存在してるのか分からないミステリアスな狛犬です。

もしかして、神様の使いになりたかったカッパが狛犬のふりをして座っていたらそのまま苔むしてしまったのか。もしくは、狛犬がふざけて頭にお皿を乗せて遊んでいたら、神様に怒られてカッパの姿に変えられてしまったのか。真相は闇の中ですね!

髙龗神社の馬力神
もうひとつ、気になるものが。それは、「馬力神」と書かれた石碑。

栃木県を中心とする北関東地方から南東北地方で、江戸末期から昭和初期まで行われていた風習で、亡くなった愛馬の冥福を祈り石碑を建てる民俗信仰なんです。

なので、この石碑はどこかのお馬さんが飼い主に愛されていた証拠ってわけですね。昔の馬は農業や交通手段として人の生活と密接に関わっていましたから、その中で生まれた風習です。

髙龗神社を訪れると、柳田國男の本を読みたくなります…。

宇都宮のffHK 花亀でお花を買って帰ろう

ffHK花亀外観
髙龗神社からさらに南に進むと、お花屋さんの「ffHK 花亀」を見つけました。

かわいらしいオリジナルのフラワーアレンジメントを作ってくれるお店とのこと。たまには、お母さんへのおみやげにお花でも買っていこうかな?

お花は永久的なプレゼントではないけれども、心が明るくなる存在ですよね。お祝い事はもちろん、なんでもない日にさりげなくプレゼントされたらすごく幸せな気持ちになります♪

こちらでは、アンティークブーケで思い出をキレイに残すこともできるそうです。ずっともらったときの気持ちをとっておけますね。


そういえば、ライターは最近インスタグラムでかわいいお花のブーケを見ることがマイブームです。自分用に購入して、部屋に飾りながら友達にこっそり自慢したくなっちゃいます!

さて、せっかくのきれいなお花がしおれないうちに帰りましょうか!

川沿いさんぽでリフレッシュできました!

自然に囲まれた静かな田川沿いのウォーキングを満喫しながら、脇道に入りノスタルジーな気分に浸り、ミステリアスなスポットにも足を運んだ今回のコース。いや~だいぶ歩きましたね(笑)。

緑が多い一方、古くから自然と人が調和して暮らしてきた土地なんだと分かった田川周辺。

遠出するまでもないけど、ちょっと自然に癒されたいなぁという時、のんびりおさんぽするのにぴったりですよ♪

※情報はすべて取材当時のものです。

今回めぐった場所はこちら

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堀切ロッタ

宇都宮市出身の女性。大学卒業後、都内の企業に就職し、システムエンジニアや化粧品のマーケティングを担当。2018年より地元宇都宮でフリーライターとして活動。好...

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