広い日本庭園で四季を感じる 宇都宮「惠光寺」– PR
JR宇都宮駅から東南部へ約4キロの距離に位置する、宇都宮市下栗町。
数年前の区画整理によって、ミツトヨ前から平成通りが新R4まで4車線化され、街の景色もすっかり変わりましたね〜。
昔は道幅もせまく、渋滞の多い道…という印象でしたが、現在は道が広くなり、歩道や歩道橋も整備され、歩きやすくなった印象です。
すっきりと整備された平成通り沿いに、気になるスポットを発見しました!
道沿いにある大きな池のある庭園と、「惠光寺」の案内板。
足を踏み入れてみると、今まで気づかなかった、都会のオアシス的スポットがそこにはありました。
四季を感じる広い日本庭園と珍しい赤瓦の本堂
通りから見えるのは、大池のある広い日本庭園。
大池にはきれいなハスの花が咲いていました
ハスの花が咲く大池は、寺号の頭文字「惠」の草書体をあらわすように掘られているそうです。
境内には天然の赤松をはじめ、いちょうや桜並木、柿の木やもみじ、つつじなど、四季の移ろいを感じさせてくれる、さまざまな木々が植えられています。
ナツツバキは、1967年 にダライ・ラマ14世が来訪したときに、植樹されたものだそうです。
青々とした芝生には、併設の恵光幼稚園の園児たちが、ときおり遊びに来ることもあるそうですよ…♪
趣のある自然いっぱいの庭園は、歩くだけでも心が穏やかな気持ちになりますね。
石段をのぼると…。
ご本尊の阿弥陀如来立像がご安置されている立派な本堂があります。
本堂の屋根瓦は赤瓦で、これは願主の沼田惠範氏の故郷である広島地方の寺院様式にならったものなのだとか。
関東でこの色の瓦のお寺は珍しく、松林の中によく映えていました。
ミツトヨの創業と深い関わりのある惠光寺
惠光寺は、親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗本願寺派の寺院です。
ここの正式名称は「三豊山 惠光寺」。この頭についている「三豊山」という部分は「山号」というそうですが、案内板を見た時、「三豊…って隣の工場のミツトヨ? 」と不思議に思いました。
お寺の近くにある、世界トップシェアを占める精密測定機器メーカー「株式会社ミツトヨ」と、このお寺と何か関わりがあるのかな? と思って、お寺のパンフレットを読んでみると、これが正解でした。
浄土真宗のお寺の三男に生まれた株式会社ミツトヨ創業者の故・沼田惠範氏は、ここ下栗の地にミツトヨの宇都宮工場を建設した際に、この地域にお寺がなかったため、「いつかはこの地にお寺を建立し、地元の方に親鸞聖人の教えを」と決意しました。そして、発願からおよそ20年後の1964年10月、念願だったこの地でみずからの旧住宅を仮本堂として、建立したのがこの惠光寺だったのです。
惠光寺とミツトヨの創業にこんなに深い想いと、関わりがあったなんて驚きました。
また、「幼児期からも仏教の教えをもとにした心身の教育が必要だ」と考えた惠範氏は、お寺の敷地内に付属の幼稚園を開園しました。こちらが現在の「恵光幼稚園」です。
この付属の幼稚園、開園当初はミツトヨの従業員の子どもたちを対象に教育を行っていたそうですよ。
仏教保育を取り入れている恵光幼稚園では、4月にお釈迦さまの誕生日をお祝いする「花まつり」や、5月に日本の伝統文化を体験する「お作法道場」、親鸞聖人のご命日に営まれる法要「親子報恩講」など、特色のある行事をこちらのお寺で行っています。
お寺の境内を歩いていると、平成通りを挟んだ向かいにある恵光幼稚園から、園児たちの元気な声が聞こえてきましたよ♪
★恵光幼稚園さんの詳しい記事はこちら★
御堂コンサートなどの多彩な行事も
惠光寺では、一般の方も気軽に参加できる「あんのん法話会」や、年末にお堂で音楽演奏を行う「御堂コンサート」、「除夜会(除夜の鐘)」など、さまざま行事が行われています。
また、ボーイスカウトやガールスカウトの活動や、剣道道場などの教室も行っているそう。
どんな行事が行われているかは、詳しくは惠光寺の公式HPから「お知らせ」をチェックしてみましょう。
訪れてみたら、新たな宇都宮の歴史にもふれることができた惠光寺。
市街地ながら、自然あふれる境内の落ち着いた雰囲気は、まさにオアシス的スポットです。
下栗エリアを訪れた際は、ふらっと足を運んでみてはいかがでしょうか。
惠光寺
宇都宮市下栗町2255
028-656-6120
公式HPはこちら
※情報はすべて取材当時のものです。価格・メニューなどは変更されている場合があります。
価格はすべて税込みです。詳細はお店のウェブサイトでご確認ください。
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旬の素材を使ったケーキ、宇都宮初の焼きドーナツ「しもぐりんぐ」など焼き菓子も豊富な老舗洋菓子店♪
本場ナポリで造られた窯で焼く、「本物のナポリピッツァ」が味わえるイタリアンレストラン
珍しい行事がたくさんの、お寺にある幼稚♪
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